2022年11月25日配信

今週の美容ルーティン
「頭皮の中を老化させないという意識を持つ」

vol.005 白髪が加速する!その白髪染めの怖い事実

こんにちは、イタリア・ミラノ在住の美容家YUKAです。
ファッションの街ミラノでは、ご年配の方も美容院で綺麗に白髪染めをしています。“美しく歳をとる”ことにかけてミラネーゼはプロフェッショナルです。
ところでみなさん、ご存じですか?
白髪染めは、白髪が増える原因だということ。実は日頃の白髪染めで頭皮の老化は加速してしまっています。
今日はそんな白髪染めの怖い事実についてお話したいと思います。

白髪を増やす原因は活性酸素

実は近年まで白髪ができる科学的な原因は詳しく解明されていませんでした。
いまでは白髪の発生は「活性酸素」という物質に関連していることがわかっています。
たとえば切りたてのリンゴの断面は、あっという間に茶色く酸化してしまいますよね。これも活性酸素の働きが原因です。
つまり、活性酸素が増えれば増えるほど体の老化が早まり、白髪が増えやすくなる。
白髪染めは、老化の原因<活性酸素>を発生させる。それが今回のお話のポイントです。

増えすぎた活性酸素はどうなる?

もともと活性酸素は体内で作られ、外から入ってきたウィルスや細菌、カビなどの毒を分解し除去してくれる大切な役割を担っています。
しかし体を守ってくれる活性酸素はウィルスを分解するほどの強力な毒性をもっているため、必要以上に増えすぎると、ついには健康な細胞まで攻撃してしまいます。
でも有難いことに、体には増えすぎた活性酸素を無毒化して健康な細胞に害が及ばないようにする「抗酸化力」も備わっています。ただ40歳前後から、この抗酸化力を発揮するための抗酸化酵素という物質を、身体が十分に生成することができなってしまうのです。

白髪染めが活性酸素を増やす

40歳前後といえば白髪のケアを本格的にしたい年齢ですよね。かつ仕事や子育てなど一番時間に余裕のない時期でもあります。
頭皮は30代半ばから、抗酸化力が徐々に衰えていきます。そこにさらに、ヘアカラーや白髪染めによって活性酸素が加わってしまうのです。手軽な若見え対策が、白髪を増やすという、元も子もない結果を生んでしまいます。
その原因は何なのでしょうか?
それは白髪染めに含まれる「過酸化水素」という活性酸素の一種。過酸化水素が毛根に残り蓄積することでメラニン色素の生成が阻害されてしまいます。
頻繁な白髪染めにより、毎日メラノサイトが破壊されていくのです。

加速する白髪にできるケアは?

50年の権威あるエルゴン研究が開発した『GHアンチグレイシャンプー&ローション』は、特許成分の働きにより活性酵素と酸化ストレスの働きを軽減し、メラノサイトを活性化にアプローチしていきます。

白髪染めで毛根に溜まっていく過酸化水素へ着目したアイテムにより、頭皮のエイジングケアを叶えるだけでなく、加速する白髪に対して一手を打つことができます。白髪染めをしている方には必須のケアといえるでしょう。

白髪染めと併行して、図のようにメラニンを活性化して、かつ毛根に貯まる酸化ストレスを減少させるようなケアが必要になってきます。
白髪染めは、あくまで表面的な若返り。
本当に白髪が気になるなら、その頭皮の中まで、老化を防いでいくことを意識してみてくださいね。

【幸せの美容ルーティン】では美髪を保つための秘訣や、お悩みにそったケアの方法などをミニコラム形式で配信いたします。