意外と知られていない「オーガニックコスメ」の基準
オーガニック化粧品や自然派化粧品など、「自然由来」を謳う製品がたくさんあります。
何をもって「オーガニック」とされるのか、その基準は各国によって様々です。日本では食品や畜産物以外の製品に対するオーガニック製品の基準が法律で整備されておらず、たとえ1%の有機栽培の原料を含めば、「オーガニック」製品と謳うものも少なくないのです。
オーガニックシャンプーだから大丈夫。と妄信するのは危険です。自然由来の成分を使っていても頭皮を刺激したり頭皮環境を悪化させる成分が含まれているものもあります。頭皮にかゆみや湿疹がある、乾燥してフケが出やすい。これらの症状がある方はたとえオーガニック製品であるとしてもシャンプーを見直すことが必要です。
消費者にとって分かりにくい「オーガニック」製品
フランスの「ECO CERT」(エコサート)や「Cosmebio」(コスメビオ)、アメリカの「USDA Organic」、ベルギーの「NATRUE」(ネイトゥルー)など、化粧品に対してオーガニック認証を与える第三者機関は各国に存在し、その基準もそれぞれ異なります。
自然化粧品に対する消費者の意識の高まりに対して、オーガニックコスメに対する日本の法整備の遅れ、そして分かりにくい各国の様々な基準が誤解や混乱を招いてしまっているのです。
世界で唯一ヘアケアに特化した
国際グリーン認証 mother science
一言で「オーガニック」といっても、食品や化粧品ごとに異なる基準を、「ヘアケア製品」という限定的な分野で定めたのが「国際グリーン認証 mother science(マザーサイエンス)」です。基準をどんなユーザーにでも明快に、誤解を与えず、誇張をせず、真の「オーガニック」と呼べる基準を作るべく近年ヨーロッパで創設されました。
mother scienceの基準は一般的なオーガニックの基準よりもはるか厳しく、CERTIQUALITY S.r.l.という第三者機関の100名以上の専門家や約400名の監査人によって、品質、環境、安全管理システムにおいて厳正な検査が行われています。つまり認証する機関をさらに厳しくチェックする体制のもとに製品が作られているのです。
国際グリーン認証mother scienceが定める基準
イタリアのプロフェッショナルヘアケアブランドのeLGONではイマジェアシリーズを、mother scienceの厳しい規律を守り、完全自社工場で生産しています。
国際グリーン認証mother scienceを取得した製品づくりのガイドラインを一部ご紹介します。
不使用成分を明確に定め、天然由来成分90%以上で作られる
国際グリーン認証の厳しいルールに沿って作られるイマジェアシリーズは、水を含む成分の90%以上が天然由来の原料です。自然界の生命力が宿る、真にデリケートな成分を追求し、以下の成分は配合していません。
以下は一般的なヘアケア製品や化粧品によく使用されている成分です。これらを一切使わず天然由来の原料によって作られます。
不使用の成分
- ・ラウリル硫酸塩:洗浄力が強いため乾燥肌や敏感肌の方には刺激を与える可能性がある成分
- ・ラウレス硫酸:洗浄力と脱脂力を高めるための成分でラウリル硫酸塩の刺激性を弱めたもの
- ・パラベン:防腐剤として使われる一般的な成分
- ・シリコーン:コーティングを目的とした、化学反応によって人工的に作り出される成分
- ・石油化合物:洗浄力を高める目的で石油を原料として合成される化合物
- ・人工着色料:製品の色や発色など見栄えを良くするために使われる成分
- ・コカミドDEA:増泡性・安定性などの為に界面活性剤(洗浄剤)の補助として配合される成分
- ・ホルムアルデヒド放出剤:防腐剤として使われ、人体に有害な成分
- ・PEG:ポリエチレングリコールと呼ばれる保湿と増粘を目的に使われる成分
- ・ラノリン:ツヤ出しを目的としたヒツジが分泌する脂肪を原料にしたロウ
- ・チアゾリノン類:抗菌・防腐を目的とした成分
おすすめピックアップ
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まとめ
オーガニックコスメは世界各国の認証機関によって基準が異なるため、誤解や混乱を招きやすく、消費者の十分な理解は難しい場合もあります。世界で唯一ヘアケア商品に特化した国際グリーン認証 mother scienceでは消費者の誤解を招かず、厳格な基準のもと「使用しない成分」を定め、消費者にとって安心安全である製品づくりが行われています。