頭頂部に白髪が集中する?それは胃腸の不調やストレスのサインかも

頭頂部に白髪が集中していたら

なぜか頭頂部ばかり白髪を発見してしまう。ということはありませんか?頭頂や前髪付近などの前頭部は白髪が比較的生えやすく、鏡を見て発見しやすい場所でもあります。

他の部分はそうでもないのに、頭頂部にばかり白髪が集中しているとしたら、白髪ケアを本格的にスタートすべきタイミングです。

足つぼマッサージで痛いと感じるところは体の不調がある部分と言われているように、白髪が集中している部分が体の不調を表してくれているのはご存じでしたか?

頭頂部に白髪が集中している場合、どのように体の不調とかかわりがあるのか解説していきます。

頭頂部のツボと体の関係

頭部には50ものツボがあり、特に頭頂には百会(ひゃくえ)と呼ばれる頭部のツボの中でも重要なツボがあります。百会は両目の間の線と左右の耳を結ぶ線の交差するところ、ちょうど頭のてっぺんにあります。少しくぼんでいることも多く見つけやすいでしょう。

百会のツボは「脳の玄関」とも呼ばれ、百(たくさんの)経絡が会(出会う)という名前の由来から、体の様々な器官につながる自律神経を司るツボです。自律神経は全身の内臓や血管の機能をコントロールするとても重要な神経であり、自律神経の働きを整えることで得られる効果も全身に及びます。白髪だけでなく抜け毛などの症状も改善してくれるツボとして知られています。

自律神経はメンタルヘルスにも影響するため、百会のツボによって自律神経の偏りを整え、ストレスや不眠症、自律神経失調症などのお悩みにも効果があるとされています。

また、胃や腸などの消化器系から引きおこされる体調不良が原因である可能性もあります。

本格的な白髪のケアは外側からも内側からも行ってあげることが大切です。それでは具体的にケアの方法を見ていきましょう。

頭頂部の白髪を外側からケア

白髪のケアで手っ取り早いのは白髪染めかもしれません。しかし市販の白髪染めには活性酸素を発生させ、頭皮の老化を促進させてしまう成分が含まれており、かえって白髪を増やしてしまう危険性もあります。白髪を根本からケアするには、食生活や生活習慣の見直しなどの内側からのケアと同時に外側からも白髪の生えにくい、髪や頭皮の老化と戦える頭皮環境を作ることが大切です。

頭皮マッサージ

おすすめ白髪ケア専用のヘアケア

白髪や頭皮の老化にアプローチするための特許成分が2つも入った画期的なシャンプーとローションの併用がおすすめです。

毎日の洗髪とローションの塗布を気軽に取り入れながら、髪の育毛サイクルに合わせて頭皮に働きかけてくれます。産後の急激な髪の老化に悩む女性や世界93か国の美容師にも支持されるエイジングケア*のための製品です。

前髪に集中した白髪の部分は特に入念にローションを直接頭皮に塗布し、次に挙げる頭皮マッサージも取り入れましょう。

*年齢に応じたケア

血行促進マッサージで白髪に負けない頭皮に

頭皮の血行が良い状態とは、食事から摂取した育毛のための栄養が血流とともに行きわたりやい状態であることです。反対に頭皮の血行が悪いと栄養不足で頭皮の老化が進行してしまいます。頭部には50ものツボがあるため、ツボを刺激しながら頭皮マッサージを行うことで、体の内側もケアしてあげることができます。

頭頂部に集中する白髪の場合は、先に述べた「百会」のツボを特に意識してマッサージしてあげましょう。

耳の上3点を指の腹で押しながらクルクルと円を描くように少しずつ頭頂へ移動させましょう。最後に頭頂部を3秒ほど指圧します。これを3セット行います。

マッサージを行う時は、ツメを立てずに指の腹でマッサージします。また呼吸を意識しながら気持ちいいと感じる強さで指圧するのがおすすめです。

マッサージのイラスト

紫外線対策も忘れずに

頭頂部は特に紫外線を浴びやすい部分です。紫外線でお顔にシミやシワが増えやすくなるのはご存じですよね。それと同様に頭皮も紫外線によって老化します。

帽子をかぶったり、日傘をさすなどの対策も忘れずに行いましょう。

頭頂部の白髪を内側からケア

胃や腸の不調がある場合、消化器官の働きが弱っているため、胃や腸にやさしい食べ物がおすすめです。毎日の食事に積極的に取り入れ、胃や腸を労わってあげましょう。

胃や腸に優しい食べ物

食物繊維や脂肪が多いものは胃や腸に負担をかけやすいのでなるべく避けましょう。おすすめの食材は以下のものです。

野菜:大根、かぶ、にんじん、かぼちゃ、じゃがいも、ホウレンソウ

肉類:白身魚、ささみ

豆類:豆腐や納豆

乳製品:ヨーグルト

特に大豆製品は良質なたんぱく質とミネラル類を豊富に含み、発毛を助けてくれる食材です。髪の毛の80%はたんぱく質から作られ、筋肉や臓器など体をつくる重要な栄養素です。さらに髪の毛を黒くするメラニン色素を作る働きを活性化してくれるミネラルは大豆からも摂取できますので、美髪のための万能食材と言えるでしょう。

温野菜

また調理の際も、できるだけ食材を小さく、繊維を断つように切り、薄味の味付けがおすすめです。さらに炒めるよりも、蒸したり茹でたりする方が、より消化管への負担を和らげることができます。寝ている間は消化器の働きが下がるため、寝る直前に食事をすると食べ物が胃の中に残ったままとなるため避け、少なくとも2~3時間前に食事を摂るようにしましょう。

避けたい食べ物

胃酸の分泌が活発になる海藻類やこんにゃく、脂身の多い肉、揚げ物は避け、塩辛いものや香辛料も避けましょう。

特に脂質の多い食事は胃の中に溜まる時間が長くなるため、食べ過ぎると胃もたれなど胃腸の不調を長引かせる原因になりますので注意が必要です。

胃や腸に優しい飲み物

胃に負担をかけやすい以下の飲み物は避け、常温または熱すぎない飲み物、白湯がおすすめです。

 

避けたい飲み物:アルコール、炭酸、コーヒーなどのカフェイン、極度に熱い(または冷たい)飲み物

特にアルコールを飲みすぎると胃の機能を低下させ、胃もたれの原因になりやすくなります。厚生労働省が示す適切な飲酒量は純アルコール20gとしており、以下を参考にしましょう。

アルコールの種類別 適切摂取量

ビール(中瓶)1本500ml(純アルコール20ml)

チューハイ(アルコール度数7%)レギュラー缶1本(純アルコール20ml)

ワイン120ml 2杯(純アルコール24ml)

ウィスキー シングル水割り2杯(純アルコール20g)

日本酒1合180ml 1杯(純アルコール22g)

厚生労働省
生活習慣病予防のための健康情報サイトe-ヘルスネット「飲酒量の単位」

まとめ

頭頂部に白髪が集中する場合、胃腸の働きの低下や精神的なストレスの影響が考えられ、白髪を外側と内側からケアすることで老化に負けない頭皮と体づくりができることがおわかりいただけたと思います。

反対に今白髪がそれほど集中していなくても、胃の調子が悪いな、お腹の具合がおかしい。などの不調が続く場合、ケアを怠ると白髪として頭皮に表れてくるということになります。頭皮と体の中がつながっているとは意外かもしれませんが、こうした内側からの不調のサインを見逃さずに継続したケアをしてあげることが大切です。