 この記事の内容（もくじ）「抜け毛の心配なんてまだまだ先」なんて若さに甘んじていませんか？こちらのコラム（クリックで表示）では20代から始まる抜け毛について解説しましたが、若い時から抜け毛の対策をきちんとすることが将来の頭皮や髪に大きな影響を与えます。 このコラムでは抜け毛を増やす意外な落とし穴として、誰もが心当たりがある原因を取り上げたいと思います。 そもそも良い頭皮環境のつくり方って？忘れてはいけないことがあります。健康的な髪は土台である頭皮から作られるということ。つまり頭皮の健やかさが育毛のカギになるのです。健やかな頭皮とは栄養が毛根に行き届き、必要な油分や適度な潤いがある状態です。ここで大切なのは、どんなに栄養バランスの良い健康的な食事をしていても、栄養が頭皮に行き届かなければ育毛できないということ。つまり血流が滞らず栄養が隅々まで行き届く頭皮環境であることが大切です。 頭皮にかゆみや湿疹がある、乾燥してフケが出やすい。これらに当てはまる方は抜け毛が起こりやすい頭皮になっているサインです。まずはあなたの今の頭皮の状況を知ることが大切ですね。一度髪や頭皮の診断をしてみましょう。  抜け毛の原因①：喫煙百害あって一利なしという言葉が当てはまる喫煙。喫煙する方はご存じかもしれませんが、喫煙は血管を収縮させて、血流を低下させるため、血流を悪くし結果的に頭皮の血行不良が起こりやすくなります。タバコを久しぶりに吸うと「くらっ」とすることがありませんか？それは脳内の血管が収縮し血流が悪くなって一時的に脳貧血を起こしている状態なのです。考えただけでゾッとしてしまいますよね。  抜け毛の原因②：ホルモンバランス 抜け毛とホルモンの関係についてはこちらのコラム（クリックで表示）でも解説しましたが、髪の毛が生え変わるヘアサイクルとホルモンは密接な関係にあります。男性だと髪の毛が成長する時期に男性ホルモンが作用し抜けやすくなったり、男性ホルモンであるジヒドロテストステロンから変化したホルモンが原因となり、生え際などを中心に薄毛の症状を引き起こすAGA（エージーエー Androgenetic Alopecia の略で「男性型脱毛症」のこと）を発症することもあります。 女性の場合は出産前後にホルモンのバランスが大きく変化することで一時的に脱毛しやすくなります。  抜け毛の原因③：ストレス普通に生活していてストレスのない人はいないでしょう。仕事や人間関係などで過度なストレスを受けた場合、一時的に脱毛したり、部分的に生えなくなることがあります。これはストレスによって髪の毛が生え変わるヘアサイクルが一時的に異常をきたしてしまっている状態です。もし短期間で部分的に地肌が見えるようになったら、円形脱毛症の疑いもあります。 抜け毛の原因④：睡眠不足「睡眠不足はお肌の天敵」なんてよく言いますが、お肌は頭皮とひと続き。つまり頭皮にも影響大なのです。そもそも睡眠とはお肌や頭皮だけでなく、からだ中の細胞が成長するとともに修復を行うための時間です。睡眠不足が続くと細胞の生まれ変わりに悪影響を及ぼし、髪の毛や頭皮環境の悪化につながり結果的に抜け毛を促進させてしまいます。 抜け毛の原因⑤：食事先にお話ししたように、健やかな頭皮、つまりは健やかな毛髪のためには栄養が大切。育毛に必要な栄養がそもそも不足していると抜け毛が起こりやすくなります。髪の毛の80%はたんぱく質から作られることから、良質なたんぱく質を積極的に摂りましょう。また現代の食事で不足がちなビタミン類やミネラル類は毛髪環境を整えてくれます。特にビタミンCやビタミンBを積極的に摂るとよいでしょう。 抜け毛の原因⑥：髪型や分け目いつも同じ分け目にしていませんか？特にヘアゴムなどできつく頭皮を引っ張るヘアスタイルを長年続けると頭皮に負担をかけます。またいつも同じ分け目の人は同じ部分に紫外線があたることで頭皮環境を悪化させやすくなるため、時々分け目を変えるとよいでしょう。  抜け毛の原因⑦：汗や皮脂・整髪料の汚れ頭皮はからだの中で一番汗をかきやすい部分なのはご存じでしたか？というのも頭皮は皮膚の他の部分よりも毛穴が多く、汗も皮脂の量も多いのです。毎日ちゃんとシャンプーしているつもりでも、この汗や皮脂汚れを落とす気持ちでシャンプーしなければ洗い残してしまう方がほとんど。整髪料をよく使う方は特に要注意。頭皮に極力整髪料がつかないように心掛けることも大切です。 抜け毛防止のための正しいシャンプーをしましょうシャンプーの一番の目的は頭皮の汚れを落とすこと。正しく洗うことで頭皮の炎症を防ぎながら頭皮環境を改善することができます。  Step1 まずは汚れを落とすお湯洗いをいきなりゴシゴシ洗うのはNGです！シャンプーの前に熱すぎない温度のお湯で、頭皮や髪についた汗やホコリ、整髪料を落としましょう。この時頭皮と髪をまんべんなく濡らすことが大切です。 Step2 シャンプーを髪の根本で泡立てる手にシャンプーをとって、髪の根本で優しく泡立てましょう。ゴシゴシすると硬い毛髪で頭皮を傷つけてしまうので要注意。 Step 3 血行改善マッサージで洗うシャンプーが泡立ったら、指の腹で泡を揉みこむように、下から上へパーツ分けしてマッサージしながら洗いましょう。この時下から頭頂部に向かって血流を押し上げるようにマッサージすることで血行促進効果がアップしますよ。  おすすめピックアップ時間がない人でも週１回の濃密頭皮ケア ボリュームケア成分Redensyl（リデンシル）を配合したスキャルプケアローション。髪のやせ細りやボリューム・ハリコシ不足が気になる頭皮にたっぷり栄養補給。頭皮ケアからアプローチして根元から密度感を生み出します。   この記事のまとめ若い時から抜け毛の対策をきちんとすることが将来の頭皮にとって大切であることがおわかりいただけたと思います。抜け毛の対策は一日にしてならず。抜け毛の原因のほとんどは日頃の生活習慣がカギです。できることから少しずつ始めましょう。  |