抜け毛を増やす食品ってどんなもの？

髪の毛に良くない食べ物とは、つまり髪の毛を育てるための頭皮にとって良くない食べ物です。健康的な頭皮についてはこちらのコラム（クリックで表示）でも解説しましたが、頭皮に育毛に必要な栄養があり、適度な油分と潤いがあること、そして血流が滞っていないことを指します。つまり抜け毛を増やす頭皮にとって良くない食べ物とは、健やかな頭皮環境を崩してしまう恐れがある食品ということになります。

頭皮にかゆみや湿疹がある、乾燥してフケが出やすい。これらに当てはまる方は抜け毛が起こりやすくなる場合もあります。まずはあなたの今の頭皮の状況を知ることが大切ですね。一度髪や頭皮の診断をしてみましょう。

抜け毛を増やす食品①刺激のあるもの　香辛料やカフェイン

刺激のある食品と言えば辛いものを想像しますよね。食品に含まれる刺激物は他にもあります。例えばコーヒーなどに含まれるカフェイン。近年若い世代に人気のエナジードリンクにも大量のカフェインが含まれています。カフェインは発毛の促進を抑制させてしまう働きがあり、毎日少量では影響がないものの、過剰摂取は避けるべき食品です。

抜け毛を増やす食品②脂っぽい食事

こちらは頭皮だけでなくからだ全体の健康を考えても摂りすぎは良くないですよね。適量の動物性脂肪は栄養源となりますが、過剰に脂っぽい食品ばかり食べ続けると、毛穴が詰まりやすくなります。過剰に摂ることで血液の中の悪玉コレステロールが増え、毛根や頭皮の老化が早まり、結果として抜け毛につながります。

抜け毛を増やす食品③塩分の多い食事

ラーメンの汁を最後まで飲み干す方、高塩分体質になっていませんか？高血圧の方が塩分を控えめに！と医師に言われるのと同じように、健やかな頭皮には血流も大切。つまり塩分の多い食事を好む方は血管が詰まりやすく、血液もドロドロになりやすい状態で発毛に必要な栄養が頭皮に行き届きにくくなります。

抜け毛を増やす食品④加工食品やジャンクフード

ポテトチップスやベーコンなどの加工食品は塩分や脂が多いのが特徴です。これらを毎日食べる方は要注意。手軽に食べられる分過剰摂取しやすいですが、極力減らして週１回にするなどの心掛けが必要です。

抜け毛を増やす食品⑤過度なアルコール

少量のお酒を楽しむなら影響はありませんが、過剰に摂取すると肝臓に負担をかけるのは皆さんもご存じだと思います。この肝臓、実は髪の毛の原料となるたんぱく質をつくるための重要な臓器。つまり肝臓に負担がかかるほど育毛のための働きが弱まってしまうのです。

抜け毛予防におすすめの食品

抜け毛予防におすすめの食品①ビタミンを多く含むもの

現代の食事ではどうしてもビタミン不足になりがちですよね。ビタミンB2やB6は髪の毛の成長に必要なアミノ酸の生成を助けてくれるため、積極的に摂りたいビタミンです。

●ビタミンB2：レバー、卵、チーズ、牛乳、緑黄色野菜

●ビタミンB6：魚・レバー・じゃがいも・牛乳・バナナ

●ビタミンE：魚・豆類・緑黄色野菜

抜け毛予防におすすめの食品②女性は鉄分やカルシウムを

女性は特に鉄分やカルシウムが不足しがち。意識して摂るようにしましょう。

●鉄分：レバー、牛ひれ肉、カツオ、ひじき、豆乳、ほうれん草

●カルシウム：乳製品、煮干し、しらす、しそ、モロヘイヤ、水菜、舞茸

抜け毛予防におすすめの食品③AGAが気になる男性は亜鉛や鉄分を

男性型脱毛症（AGAエージーエー Androgenetic Alopecia の略）が気になる方は、専門の医師に相談することも必要ですが、以下の栄養を積極的に摂るとよいでしょう。 特に亜鉛が不足すると毛が抜けやすくなったり、皮膚炎をおこしやすくなったりします。

●亜鉛；真さば、レバー、わかめ、豆類、チーズ、卵、カシューナッツ

●鉄分：レバー、牛ひれ肉、カツオ、ひじき、豆乳、ほうれん草