今週の美容ルーティン
「首は頭皮への栄養パイプラインという意識を持つ」

vol.008 スマホ姿勢で美髪と頭皮がピンチ！

イタリア・ミラノに暮らす頭皮美容家のYUKAです。
ミラノでは2023年になった瞬間に打ち上げ花火が街中で上がり、輝かしい新年の幕開けとなりました。今年も皆さんと丁寧に美髪づくりに励んでいきたいと思います。

さて、お正月休みには、皆さんのんびり過ごす中でスマホを見る時間も増えたのではないでしょうか。
昨今は「テレビ離れ」という現象もあるとおり、自分の好きなエンターテインメントをスマホで見る時間が圧倒的に増えましたよね。『スマホ脳』という流行語まで生まれたのも記憶に新しいところ。
これだけ私たちの生活の中に入り込んできたデジタルツールですが、実はあまり知られていないのが体や頭皮への悪影響です。
今回のお話は、「スマホ依存度が高い人ほど、頭皮のエイジングも進行しやすい」というちょっと怖い内容がテーマです。

スマホ姿勢で、頭皮の血流がピンチ！

30代以上の方でも一日平均３時間前後スマホを見ていると言われています。長時間動画や映画を見ることも多いでしょう。
スマホを見ている格好、つまり俯いた姿勢は、首の筋肉に負担をかけやすい状態です。
首には、頭皮へ繋がる血管がたくさん通っています。
もし肩や首のこりを感じているのでしたら、それは危険信号。肩や首の筋肉に長時間負担がかかることで、頭皮への血流がいっていない証拠です。
首の血管を通して、健康な髪の毛を作るための栄養が血液と共に頭皮に届けられます。頭皮へ栄養が行かなければ、結果白髪がや抜け毛に繋がっていく悪影響があることは明確ですよね。

眼精疲労も白髪を増やしてしまう

スマホやパソコンを長時間見続け、目を酷使することによる眼精疲労も、実は白髪の原因になりえます。
「目が疲れたな」と感じるのは目の周りの血行が悪いから。そして眼精疲労が蓄積すると、さらに肩こりにつながりやすくなる。このように目と肩まわりの血行は、頭皮の健康状態、さらには髪のエイジングにも密接にかかわっているのです。

白髪を作りにくくするスマホライフの秘訣

毎日デスクワークをする人はただでさえ運動不足になりがちな生活。運動不足の人ほど長時間のスマホ姿勢による血行不良はダイレクトに肩まわりにも目にも負担をかけます。
白髪が出来にくくなるための方法はあるのでしょうか？
パソコンやスマホを操作する時間が長いひとは、日々のスマホ時間に、ちょっとした動作を加えてみることが大切です。
ときどき首をぐるぐる回してみたり、つい前かがみになっている態勢を意識して正すなどしてみましょう。正しい姿勢は心臓から頭への血流も促し、呼吸も改善されるため体全体に酸素が行き届くようになります。少し首の後ろを伸ばすイメージで、肩をリラックスさせて、背骨をひとつひとつ離していくイメージで深く息を吸います。またお休み時間には、首まわりや肩・肩甲骨を動かすように心がけましょう。

また１時間に１回はちょっと立ち上がって水分補給をしてみたり、窓を開け閉めして伸びをしてみたり。日頃の何気ない仕草がコリを和らげてくれるものです。
就寝前には首のマッサージを軽くしてあげましょう。またスマホをたくさん見た日には、頭皮の血行が滞り栄養状態が悪くなっています。ぜひ額の周りなど、白髪が生えやすいところの頭皮に、頭皮エイジングケア専用の “GHアンチグレイローション”をシュッとしてみてください。
お正月明けの「スマホ体質」となってしまった髪や頭皮。今年こそは美髪になりたいですよね。ぜひ新しい美髪の年を迎えるためにエイジングケアをしてあげてくださいね。

【幸せの美容ルーティン】では美髪を保つための秘訣や、お悩みにそったケアの方法などをミニコラム形式で配信いたします。